【時論】戦時作戦権転換は統一と強軍のカギだ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.12 10:42
軍の作戦権を平時と戦時に区別するのは現実的に不可能だ。平時にも実際には連合司令官が作戦計画や危機管理など核心権限を行使する理由だ。戦時作戦権という言葉は無理な区分から生じた用語だ。作戦権の転換は1989年、米国議会の「ナンーワーナー(Nunn-Warner)」修正案から推進され、韓米共同の安保政策上の必要に応じて2007年に転換合意にいたった。こうした作戦権転換計画が今回、事実上の無期限延期となった。
両国大統領の委任により作戦権を行使するという形式にもかかわらず、軍統帥権者の核心要素を他国に任せているのは正常でない。しかし作戦権は主権や自尊心より国家安保の実体的な側面で見るのが望ましい。こうした観点で転換延期の理由を確かめてみる必要がある。