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<APEC>首脳の笑顔と冷遇、国内向けのポーズだった(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.12 08:30
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続いて開かれた日中首脳会談。カメラの前に立った習主席は硬い表情で安倍晋三首相を迎えた。習主席の冷遇に安倍首相の表情もよくなかった。しかし背を向けると違った。会談の直後、安倍首相は明るい表情で「関係の改善に大きな一歩を踏み出せた」と評価した。

「表」より「裏」に注目したからだ。多者会議期間の2国間協議では、共同宣言文のような合意文書を出さないのが慣例だ。しかし両国は会談をする前、関係改善のための4項目の合意文を発表した。国立外交院のチョ・ヤンヒョン教授は「歴史・領土のような紛争要素が依然として存在する状況で両国が危機管理に合意したのは、大きな次元で前進していくという意志を見せた」と分析した。

 
中国外務省の英語ウェブサイトも10日、日中首脳会談を最上段に配置した。韓日中外相会議に消極的だった習主席が朴大統領との首脳会談では「年内に開く必要がある」と話したりもした。

結局、習主席はカメラの前では安倍首相を冷遇して韓国の立場を配慮し、会談場では3カ国外相会談を支持する意向を明らかにして日本を配慮する戦略を見せ、3カ国関係を中国のペースで導こうという狙いだ。

カメラの前の韓日首脳は日中首脳と雰囲気が違った。この日午後の夕食会で朴大統領が隣の席に座った安倍首相と対話をしたのは、それ自体で注目を引いた。しかし対話のテーマが日本軍慰安婦被害問題解決のための局長級協議だった。日本側が誠意を見せず停滞している協議体だ。東西大の趙世暎(チョ・セヨン)特任教授(国際学部)は「日本軍慰安婦問題を対話のテーマにしたのは、依然として関係改善のための日本の積極的な努力を促すものだ」と述べた。笑いながら相手をコーナーで追い込むのと似ている。

米中はどうだろうか。12日に予定された首脳会談はオバマ-習近平の「一騎打ち」舞台になるかもしれないという観測が出ている。気候変動問題のようなグローバルイシューには力を合わせるというメッセージが出てくる可能性が高い。しかしアジア太平洋地域の覇権がかかる安保問題においては一歩も譲らないという分析だ。


<APEC>首脳の笑顔と冷遇、国内向けのポーズだった(1)

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