【コラム】正常・非正常の境界があいまいな国=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.03 10:29
18世紀の仏パリの人たちの生活を博物誌のように描写した膨大な本が翻訳され、数ページに目を通した。1788年に12巻で完成した後、巨匠ヴォルテールやルソーの著述を越える超大型ベストセラーになったというこの本『パリの風景』は、検閲当局と警察の追跡を受けるほど禁書目録に挙がったという。
労働者階層出身の著者ルイ=セバスチャン・メルシエはその時代の解剖学実験室についても記述しているが、その短い文章が想念をもたらす。解剖学者は生きた犬の4本の足に釘を打ってテーブルに固定させ、その阿鼻叫喚の中で生きたまま開腹し、動く犬の心臓を観察する。なんと残忍な。