韓国、確認された盗難文化財だけでも796点…「海外流出しないか心配」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.23 10:45
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大韓仏教曹渓宗は22、23日、ソウル堅志洞の韓国仏教歴史文化記念館で、回収された盗難文化財48点を展示する。文化財的な価値が認められ、2001年に市・道有形文化財に指定された「木造観音菩薩座像」は、2004年に忠清北道提川の浄芳寺で盗難にあった。
「4日後に仏教文化財特別競売が行われる。そこ出てくる仏像一つがあやしくて…」。
5月29日、ソウル地方警察庁広域捜査隊知能3チームに曹渓宗総務院から情報提供の電話があった。競売関係者が描写した仏像の姿を「仏教盗難文化財図録」と比較すると、2004年に忠清北道提川の浄芳寺で盗難にあった「木造観音菩薩座像」と似ているという内容だった。4日後、警察はソウル鍾路区で開かれた競売現場へ行った。仏像や仏画など盗難文化財5点が堂々と競売にかけられていた。
盗難文化財の所有主は仏教美術界で人望のあつい、現私立博物館長のクォン館長(73)だった。建設業などをしてきたクォン館長は2012年から高利貸し10人余りから20億ウォン(約2億円)以上を借り、文化財を担保にした。しかし建設景気の悪化が続き、利子を出すのが難しくなると、ある高利貸しが5点を競売に出したのだ。