北朝鮮軍、鉄原に続き坡州休戦ラインも偵察…韓国側と交戦
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.20 08:03
北朝鮮軍10余人が19日、板門店(パンムンジョム)の西側に約6キロ離れた京畿道坡州(パジュ)北側の軍事境界線(MDL=Military Demacation Line=休戦ライン)に接近し、警告射撃をした韓国軍と銃撃戦となった。前方地域での南北間の銃撃戦は10日に続き9日ぶり。韓国軍の被害はなかったが、坡州の民間人統制線地域の住民が緊急避難し、臨津閣(イムジンガク)で開かれた開城高麗人参祭り場も急いで閉会した。
合同参謀本部によると、この日午前8時10分ごろ、北朝鮮軍10余人がMDLから数百メートルほど離れたところに移動する姿が確認された。北朝鮮軍は午後2時30分ごろから3時間にわたり数百メートルを移動、5時4分ごろMDL線上まで近づいた。韓国軍が「MDLを越えれば停戦協定違反であり、射撃をする」と警告放送をした後、数発の射撃をすると、北朝鮮軍哨所(GP)からも機関銃で韓国軍の境界哨所に向けて銃撃を加えた。このうち2発が韓国軍哨所のコンクリートの壁に当たった。韓国軍が数十発の機関銃で対応射撃をすると、MDLに接近していた北朝鮮軍は午後5時50分ごろ引き返した。合同参謀本部の関係者は「北の軍がMDLを越えず、照準射撃はしていない」とし「双方の被害なく状況は終了した」と説明した。