【社説】積極的かつ現実的な南北関係の改善策出すべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.26 11:09
朴槿恵(パク・クネ)大統領が24日、国連総会で基調演説を行った。朴大統領は北朝鮮の非核化と人権問題に言及しながらも相当部分を統一問題に割いた。それと共に「世界で唯一残っている分断の障壁を崩すのに世界が共に出ることを望む」と話した。具体的には国連主導のもと、DMZ世界生態平和公園の造成に言及した。国際社会を相手に直接、韓半島(朝鮮半島)の緊張緩和と統一に対する協力を要請したといえる。
南北間の緊張緩和と統一基盤の構築の出発点は、南北間の交流と協力の出口を開くことだ。南北が手の平をあわせない状況ではどんな構想も実現することはできない。だからこそ南北関係の改善のための、より積極的で現実的な後続対策が切実だ。ちょうど柳吉在(リュ・ギルジェ)統一部長官が大統領演説直後のあるフォーラムで「政府はすべての問題をテーブルにのせて(南北関係を)解決していく用意を持っている」と話した。それと共に「(北朝鮮が)5・24措置を解決したいなら、対話テーブルに出てこいということだ」としながら5・24措置についても協議できるとの立場を明らかにした。