「鉄甲を廻らせ芸術を着せる」…韓国建築界に新たなリフォームの風(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.16 16:20
ソウル江南区論硯洞(カンナムグ・ノンヒョンドン)のある住宅街路地。規模が大きな連立・単独住宅が集まっているここに、最近ユニークな外観で目を引く建物が登場した。“鉄甲を廻らせた家”だ。瓦屋根の下の本体を取り囲んだ黒い鉄甲の幾何学的な形態とパターンが強烈だ。それだけではない。以前は何もなかった庭の地下にはギャラリーとして使える空間が2カ所もできた。過去30年間、住宅として使われてきた建物が新しく生まれ変わって人生の「第2ラウンド」を準備している。
昔の真っ赤なレンガ造りからの変身だ。用途が変更されたここは今後事務展示空間として使われる予定だ。1970~80年代に建てられた家はなにもここだけではない。同じ場所で長い時間を過ごした多くの住宅と建物が新築と再生の岐路に立っているこの時代、平凡だったこの洋館の変化は最近進化しているリフォームの一つの風景を見せてくれるものだ。