【噴水台】絶望を救った2人のプリツカー賞受賞日本人
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.25 11:02
プリツカー賞は建築界のノーベル賞と呼ばれる。それだけで最高の権威だ。その受賞者が興味深い。特に今年と昨年がそうだ。2回とも日本人だ。国籍よりも重要な共通点がある。
昨年の受賞者・伊東豊雄氏は「せんだいメディアテーク」で有名だ。鉄とガラスだけでつくったが東日本大震災でもびくともしなかった。昨年は地震被災者の憩いの場である「みんなの家」を作った。地震と津波で倒れた松のように現地で簡単に手に入れられる材料を使った。
今年の受賞者、坂茂氏はニックネームが「紙の建築家」だ。丈夫に圧搾して防水加工した紙パイプが主な建築材料だ。1994年にルワンダ大虐殺の時、それで難民シェルターを作った。以後20年間、世界のあちこちの災難地域を訪れてシェルターを作った。