【コラム】見るに耐えない韓国野党の政治的退行
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.27 13:37
母親のすべての関心が新しく生まれた下の子だけに傾くと、しっかり者だった5歳の上の子が突然乳児のように哺乳瓶を吸い始める。心理学ではこのような現象を「退行(regression)」という。不安や苦しい状況が発生した時、心の平静を保つために無意識的に精神発達が過去の段階に逆行することを意味する。
このごろの新政治民主連合の様子を見ると哺乳瓶を口にする5歳児の姿が目に浮かぶ。新政治連合議員80人余りは26日、国会でセウォル号特別法制定要求のための闘争決議大会を開いた後、青瓦台(チョンワデ、大統領府)と光化門(クァンファムン)に集結した。事実上、場外闘争の始まりだ。国会予算決算委会議場でも籠城を始めた。文在寅(ムン・ジェイン)議員など一部強硬派は断食闘争まで行っている。毎年繰り返される場面だ。こうしたことが「新政治」なのかと尋ねるのはすでにナンセンスだ。キム・ハンギル-安哲秀(アン・チョルス)体制が崩れながら「再び民主党」という話まで出てくる始末だからだ。