【社説】韓国はイラクを支援し、反倫理的ISに積極的対応を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.26 15:41
イラクとシリア一帯にかけてイスラム律法が支配する新政国家をつくるという極端主義の武装勢力でるイスラム国(IS)の残酷さが極に達している。ISは19日、米国人記者ジェームズ・ライト・フォーリー氏を残酷に殺害した場面を収めた動画をYouTube(ユーチューブ)に掲載した。これに対して国連安全保障理事会は22日「悪らつで卑劣な行為」として猛非難し、「ISは必ず排除すべきで彼らが信奉する排斥と暴力、憎しみも根絶されなければならない」という声明を発表した。安保理は亡くなったフォーリー記者を哀悼し、彼を殺害した責任者を審判するために国際社会が協力することを促した。
ISの残忍さは、すでに6日に少数宗教を信じるヤジディ族の居住地であるイラク北西部を占領した後、この地域を「浄化」するとして500人以上を殺害したことから如実にあらわれた。宗教が違うため新政国家の樹立に邪魔になるという理由で反倫理的な人種虐殺を行っているのだ。ISから逃れて避難した生存者は人道主義的な危機に直面している。アッシリア正教を信じる現地キリスト教信者も似たような運命に処した。米国が8日からイラク内ISの主な軍事目標物を空爆しているのもこのためだ。