韓国南部、豪雨で都市機能が麻ひ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.26 10:45
気象庁の天気予報は外れた。韓国消防防災庁は外れた天気予報とマニュアルをもとに市民に豪雨警報を知らせる文字メッセージを発信した。しかし25日に釜山(プサン)と慶南(キョンナム)地域を襲った雨は数十年に一度あるかないかというほどのゲリラ性集中豪雨だった。これによって都市機能は麻ひし、5人が死亡し数人が行方不明になる人命被害が発生した。しっかりした天気予報と体系だった警報システムがない現実があらわになった結果だった。
同日、釜山市金井区(クムジョング)には午後2時30分ごろから1時間の間だけで130ミリの雨が降り注いだ。「26日までに嶺南(ヨンナム)地域に30~80ミリの雨が降る」と気象庁は予報していたが、それよりはるかに多くの雨がたった1時間に集中的に降り注いだのだ。「突然、空が真っ黒に変わったと思ったら、絨毯爆撃のように雨が降った」と市民が話すほどだった。釜山気象庁によると、1時間に130ミリという降水量は釜山気象庁が測定・統計を開始した1973年以降2番目の記録だ。これまでの最高は2002年8月に影島区(ヨンドグ)に降った1時間162ミリという記録だった。