6カ国協議特使に知韓派サイラー氏…ソン・キム首席代表と2トップ体制へ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.26 09:41
サイラー氏の異動で空席となるホワイトハウスNSC韓半島担当補佐官の席は、エリソン・フッカー現国務省情報調査局東アジア・太平洋分析官が引き継ぐ。知人らによると、フッカー氏はワシントン政界では日本専門家として知られ、日本語に堪能で、北朝鮮中心の韓半島業務に携わってきた。先月まで韓国関連の理解度と人脈を広げるため、3カ月間にわたり峨山政策研究院で訪問研究員として勤務した経歴もある。
オバマ大統領が空席だった6カ国協議特使の人選をするなど人事上の変化を与えたことで、6カ国協議関連の新しい動きが出てくるのではという観測も出てくる。しかしこれは時期尚早というのがソウル・ワシントンの多数の当局者の伝言だ。6カ国協議を長期間担当したある外交官は「北と関連したワシントンの気流は『何もしないでおこう』という戦略的忍耐(strategic patience)から変わっていない」と述べ、楽観的な見方を警戒した。