【中央時評】「割れた窓」をこれ以上放置してはいけない=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.25 16:33
内政はもちろん、外交安保を一度見てみよ。中国の台頭と日本の歴史修正主義は韓国に新しい外交安保時代が始まったことを告げている。事件が起きるたびに対応する対症療法では困る。ヒラリー・クリントン元米国務長官の話のように、新しい「組織原理(organizing principle)」を必要としている。内政も同じだ。人事の失敗による国政混乱、セウォル号事件、相次ぐ兵営暴力事件などは国家がいったい何ができて、また何をしなければならないかに対する根本的な再点検を要求しているのだ。
今、割れたまま修理されていない窓は、国民の間に深刻な不信感を作っている。いったい誰を、そして何を信頼できるかということだ。不幸にも、正解は何もないということだ。政界は言うまでもなく国家機関に対する国民の信頼度が底だという世論調査を見よ。国科捜の調査結果さえ信じない民心だ。
本当に心配に違いない。国民は今、政治や政治家たちから得るものが何もないということを知っている。それでも果たして自分たちが本当に何を望んでいるのかも確実ではない。支えになる場所を見出せず、ただ漂流して不信に思っている姿だ。