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米国、MD核心「サード」の韓国配備を示唆

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.22 08:19
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ロバート・ワーク米国防副長官が21日、米国の高高度ミサイル防衛体系(サード、THAAD)の韓国配備に公開的に言及した。

訪韓したワーク副長官は記者会見で「我々は韓国ミサイル防衛体系(KAMD)が独立的かつ強力であることを希望する」とし「我々は米国のサード体系とKAMDが完ぺきに相互運用性を備えることを望む」と述べた。

 
特に「今後も北朝鮮がミサイル発射などよく多くの挑発をする可能性があるため、ミサイル防衛(MD)体系が重要だ」とし「これらシステムを非常に少ない費用で相互連係する案があると考える」と強調した。

ワーク副長官の発言に関し、キム・ジョンデ「ディフェンスプラス21」編集長は「サードとKAMDが完璧に相互運用されるためには、サードのC2(指揮統制体制)を韓国に配備してこそ可能だ」とし「これは事実上サードを韓国に配備するという意味」と説明した。

サードは敵のミサイル発射の動きから発射を探知した後、地上100キロ以上の高高度で迎撃する米MDシステムの核心。6月にスカパロッティ韓米連合司令官が「サードの韓国配備を本国に要請した」と述べて波紋が広がったが、米国防総省の当局者が公開記者会見でサードの韓国配備に言及したのは初めて。国防部の当局者は「米国が韓国にサードを配備するには韓国が許可しなければならないが、まだ米側から提案を受けていない」と述べた。

韓米間では北朝鮮ミサイルの関連情報を事前に共有することを昨年10月の韓米年次安保協議会で合意している。

韓国政府は北朝鮮のミサイルを地上20-50キロで迎撃する低高度ミサイル防衛体系を構築している。したがってサードが韓国に配備される場合、北朝鮮のミサイル発射の動きを事前に探知する能力が強化され、軍が高高度迎撃ミサイルを保有するまで高高度・低高度など多層防衛システムを備える。

問題はサードが韓国に配備される場合、KAMDが米国のMDに編入されるのではという声が高まる点だ。北朝鮮のミサイルの動きに関する情報交換自体が広義の意味でMD編入と見なすことができるからだ。

これに対し国防部の当局者は「韓米間で北のミサイル情報を共有するのは事実だが、KAMDは北のミサイルに限定して我々が独自に開発するシステムであるため、MDとは関係がない」と主張した。

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