韓国のミサイル防衛を宇宙に拡大、低層を超え大気圏外まで迎撃(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.10.06 12:44
米国のミサイル防衛システム(MD)参加への圧力が続く中、韓国政府が米国のMDの核心装備を導入し、韓国型ミサイル防衛システム(KAMD)が宇宙との境の大気圏外まで迎撃能力を広げられる措置を取ると発表した。現在パトリオットミサイルが担当する高度30キロメートル以下の低層防衛体系を高度150キロメートルまで迎撃できる上層防衛体系に変えるものだ。
韓国空軍はその一環として米国MDの主力装備である中高高度防衛体系(THAAD)購入に向けた所要を近く提起する方針であることが確認された。海軍も合わせて高度500キロメートルまで迎撃可能な「SM-3ブロック2A」迎撃ミサイルに対する所要提起を検討中だ。これら装備を購入する場合、空軍防空誘導弾司令部に配置されている迎撃指揮部「KAMDセル」の防衛能力が大幅に向上し、米国とのMD協力体系も強化される見通しだ。