法王訪韓でもたらされた「大韓民国の総合診断書」…韓国社会は自省するとき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.19 10:32
大韓民国は告解聖事(カトリック信者が犯した罪を告白して悔いる儀式)をした。<中央日報8月14日付『<法王訪韓>「我が過ち」 大韓民国の告解』記事>14日から18日まで4泊5日の日程で韓国を訪れたフランシスコ法王の前に苦痛と傷を見せた。セウォル号遺族や慰安婦女性、貧者や疎外された者に向かって法王は腕を大きく広げた。彼の前に多くの人々が癒やされた。疎通と希望と平和は彼が向かう先々で体感できたキーワードだった。このようにして「フランシスコ台風」が大韓民国を取り巻いた。
◆抱きしめるリーダーシップ=「世の中にあのようなリーダーシップもあるのだ」。--大韓民国の指導者にはないリーダーシップだった。映画『鳴梁』に向かっていた1400万人の“渇き”も、あるいはそのようなリーダーシップに向かったのかもしれない。現実にはないリーダーシップ、歴史の中だけに存在するリーダーシップ。人々はそれをフランシスコ法王を通じて直接見た。慶煕(キョンヒ)大のソン・ジェリョン教授(社会学)は「フランシスコ法王から見えてくるのは『感性のリーダーシップ』だ。低姿勢で相手方を配慮し、認め、共感するリーダーシップだ。韓国政治の現実にはなかなかない姿で、人々は慰安と感動を受けた」とし「法王訪韓を境に私たちの社会にも情緒的な親密性に基づく『感性のリーダーシップ』に対する期待と要求が高まるだろう」と話した。