朴大統領の8・15演説の意味と評価(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.08.18 16:26
「北には手を差し出し、日本には柔軟になった」。日本の植民地支配からの解放を記念する69周年「光復節」(8月15日)式典で行った朴槿恵(パク・クネ)大統領の演説に対する評価だ。朴大統領は今回の演説で北朝鮮に「南北につながる河川と山林を共同管理しよう」と話すなど、環境・民生・文化の3大分野の協力を提案した。日本に対しては「新しい50年を眺めながら未来志向的な友好協力関係に進まなければならず、このために残っている過去の歴史の傷を治癒しようとする努力が必要だ」と述べた。演説に込められた意味と今後の韓国政府の対北朝鮮・対日本政策を展望するため、中央SUNDAYは16日、専門家対談を準備した。北朝鮮専門家のキム・ヨンヒョン東国大北朝鮮学科教授と日本専門家の趙世暎(チョ・セヨン)東西大特任教授(元外交通商部北東アジア局長)が意見を交わした。
--今回の8・15演説を評価してほしい。100点満点で何点をつけるか。
趙世暎教授=対日メッセージは85点を与えたい。未来のための協力と過去の歴史認識が同時に重要だという従来の立場を再確認した。来年が韓日国交正常化50周年であることを強調し、慰安婦問題を解決するのが至急だと述べたが、これは昨年の光復節メッセージにはなかった内容だ。また、日本の指導層と国民を分離して接近した。過去の歴史に対する政治指導者の決断を促す前に、両国間の情緒的交流の伝統を強調した。穏やかに言うべきことは言いながらも指摘すべきことは指摘したとみている。