【コラム】韓半島統一が周辺国に与えるもの(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.12 15:37
上海など南東地域の経済的成果をエネルギーや鉱物資源の宝庫である東北地域に拡散して、持続的な経済成長を遂げようというのが中国の経済政策だ。遼寧・吉林・黒龍江など東北3省をつなぐ中国のハルビン-大連高速鉄道と京義(キョンウィ)線が連結して21世紀のシルクロードと呼ばれるアジアンハイウェイを通じて日本・韓国・中国・中央アジア・インド・トルコを結ぶ陸上物流網が完成されれば、アジア諸国間の人的・物的交流が円滑になり、まるでドイツ統一と東欧圏開放以後の欧州大陸の物流の中心に位置したドイツが享受したものと類似の経済的効果を中国東北地域が占める可能性があることを強調しなければならない。
一方、東海(トンへ、日本海)を間に置いてロシアの沿海州と統一韓国、日本の西部地域を合わせた「環東海経済圏」が誕生するだろう。ロシアのガス・エネルギー資源と日本の先端技術、韓国の造船・製鉄・石油化学産業の力量が羅津(ナジン)・先鋒(ソンボン)・ウラジオストク地域と結びつけば、世界的に競争力のある製品が生産されることで北極航路やシベリア横断鉄道を通じて世界最大市場の欧州に直接連結されるだろう。