【コラム】入国禁止→エボラ遮断は錯覚=韓国(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.08.12 13:14
1999年夏、米国・ニューヨークでは数多くのカラスの死体が発見された。数カ月後、ニューヨーク市民が原因不明の脳炎にかかって亡くなり始めた。ニューヨークに脳炎を流行させたウイルスはウエストナイルウイルスだと明らかになった。2012年には米国・カナダなど北米だけで120人以上が命を失った。その年10月には韓国でも初めての患者が確認された。
ラクダを介す病気と判明した新種コロナウイルスもこの頃防疫専門家たちには悩みの種だ。今年5月まで19カ国で621人が感染して188人が亡くなった(致死率約30%)。韓国と往来が頻繁になったサウジアラビア、ヨルダン、クウェートなどの中東国家で流行して病名も中東呼吸器症候群(MERS)だ。