韓国、冷戦的思考で柔軟にアプローチできず…自ら危機に閉じ込められた(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.11 10:11
特に多くの専門家は、今の危機状況が冷戦的な思考から脱却できないまま戦略的に判断を間違ったころで生まれたものだと指摘した。
梨花(イファ)女子大学国際学部のパク・インフィ教授は「旧韓末(朝鮮時代末期から大韓帝国)の時と似たような危機だという話が出るのは、北核問題の硬直化や日本の普通国家化、中国の台頭などの現象変化が起きて日米中の間に挟まれた構造的な限界があらわれたため」と話した。パク教授は「最近まで韓国は、強大国が作っておいた枠組みの中で受動的な流れに乗っていたが、今は彼らが韓国に何か対策を出して方向を提示するよう要求し始めた」として「韓国は5000年の歴史上初めて、北東アジアと世界情勢に影響を及ぼす決定を主導的にする機会を迎えた」と強調した。言いなりによる危機ではなく、主導できずに生まれた危機だということだ。