【コラム】「政策の政治」から「習慣の政治」へ=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.09 13:20
私たちの行動がより透明になり、各自が属する職場で自身の責任を全うする時だけが、社会全般に政策的レベルを凌駕する変化が起きる。そうなれば利己的な者たちも態度を変えるよう仕向ける圧迫が強まるだろう。普通の人々の態度が健全になれば、政府も以前の活力を取り戻し、誤ったシステムも本来の位置に戻る。
しかし近頃の韓国では、政治家たちが全く一貫性のない公約を乱発している。彼らはテレビに出演する時は善良な君子のふりをするが、すぐに最高級車に乗ってお金持ちの権力者のもとへと駆けて行く。政治家たちは親たちに向かって教育改革が必要だと熱を上げるが、数時間後にはエリート集団と会って不動産投資や子供の海外留学について話している。
政治を正そうとするのは、私たちの周辺に実直な政治家たちがいる時だけ解決できる。常に公共交通に固執し、自身や家族に得になるような取り引きを拒否し、演説する時もCEOに会う時も一貫して庶民のために話す時だけ、真の変化が始まる。