【中央時評】「連米和中」と「連米連中」の距離(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.02 09:58
21世紀に入って国際政治の版図を動かすほど中国の影響力が増大すると、世界各国がその中国に対応するため、時には機嫌を取ったり、時には連合して牽制したりする。先日の英国出張の際、李克強中国首相の英国訪問のエピソードがメディアに大きく掲載された。中国ナンバー2の李克強首相の強い要求でエリザベス女王の謁見に成功し、キャメロン首相とオズボーン財務相も低姿勢だったという指摘だ。
一方、米国は現在、南シナ海の日中紛争で日本側に立ち、安倍政権の経済政策に一致した認識を示すなど、日米同盟の強化を通じて力の再均衡(リバランス)作業に没頭している。果たしてこのように世界強大国の緊張する姿が、伸張した中国の国力を客観的に証明しているのだろうか。私が目撃した中国の内部は外部に表れているものとはかなり違った。
私は昨年9、10月の2カ月間、中国社会科学院政策顧問として招待されて北京に滞在した。招待された理由は、習近平政権が当時推進中だった第2段階改革・開放に対する確信を持つためとみられた。当時、私は中国10余省庁の官僚を対象に講義することになり、これを通じて中国の官僚と対話することができた。中国の内部的な苦悩について多くのことを知る良い機会だった。