「休む時に休んでこそ再充電…大統領の休暇、国家のために必要」=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.30 10:35
休暇を取るのは忍びないと考える韓国の大統領らとは違い、先進国の首脳たちは休暇を権利として楽しむ。マレーシア旅客機撃墜事件、イスラエルとハマスの交戦などで情勢が混迷している中、オバマ米国大統領は来月9日から何と16日間の休暇を取る。在任中で最も長い休暇だ。場所は常連の休養地マサチューセッツ州のマーサズ・ビンヤード島だ。米国メディアは大統領ファミリーが借りた宿舎が7つの寝室に9つの浴室で、4万平方メートル(1万2100坪)の敷地に建つ邸宅だという。
米国の歴代大統領もやはりほとんどが休暇では譲歩しなかった。ジョージ・W・ブッシュ元大統領は8年間の在任中で879日を休暇などとして送った。2005年にはクロフォード牧場で5週間を過ごした。ロナルド・レーガン元大統領はアラスカのツンドラ地域にテントを張って休暇を楽しんだ。
英国のキャメロン首相は昨夏、スペイン・ポルトガル・スコットランド・イングランドを転々としながら休暇を楽しんだ。キャメロン首相は「休み過ぎ」というマスコミの指摘に対して「ブラックベリー(電話端末)をチェックしている。また事務室とも連絡している」として「しかし休暇シーズンだ。子供のための時間だ」と反論した。ドイツのメルケル首相は昨年のクリスマスにスイスのアルプスでスキーをして骨盤にひびが入り3週間の治療を受けたりもした。ブッシュ元大統領が2005年8月に台風カトリーナがニューオリンズを襲った時に休暇を楽しんでいて世論から袋叩きにあったように、外国の首脳の休暇が常に適切だったわけではない。だが「トップの休暇」そのものについては寛大な文化が許容されている。