【コラム】韓国の「失われた消費10年」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.24 12:01
経済システムを完全に作り直さなければならないという指摘が出るのはそのためだ。問題は時間が長くかかるという点だ。効果があるのか、いつ効果が表われるのかもわからない。何よりシステム問題でない可能性もある。大恐慌当時にケインズが主張した、自動車のエンジンを点火させる発電機、すなわちマグネトーの問題でもある。構造改革ではなく、積極的な財政と通貨政策で消費不振を解決することもできる。たとえ構造問題だとしてもこのままあきらめることはできないことだ。
何かをすべきだとするなら、その始まりは失われた国民の自信回復でなければならない。昨年このコラムで日本に学ばなければと書いた理由だ。アベノミクスの成功の可否はもう少し見守らなければならない。だが失われた自信を取り戻すのには成功した。日本経済のマグネトーに燃料を入れて火をつけた。