青年起業CEOが規制哀訴…朴大統領「もどかしい」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.24 12:12
朴槿恵(パク・クネ)大統領が23日、青年起業最高経営責任者(CEO)の8人に会って“倉庫懇談会”をもった。倉庫懇談会はアップル創業者スティーブ・ジョブズが1976年に倉庫で事業を始めたことに着眼した「アイデアと情熱さえあれば起業は可能」という創造経済の精神を浮き彫りにするためだ。
朴大統領は同日、ソウル加山洞(カサンドン)のソウルデジタル団地にあるベンチャー企業「ペッツビー」の商品保管倉庫に椅子を置いてCEOらと対面した。朴大統領は「創造経済は生活の中のアイデアを技術として実現して新しい市場を作ることができるか、自問するところから始まる」と話した。これとあわせて「この場にいる皆さんが必ず成功してこそ挑戦精神を、勇気を与えることができる」と話した。ペッツビーは伴侶動物に関連した生体情報を消費者が入力すると年齢別の飼料・薬品などをオーダーメード型で提供するオンライン企業だ。朴大統領は官邸で飼っている珍島犬「セロム」と「ヒマン」の情報を入力してすぐにサービスを受けたりもした。保育園のお知らせを両親のスマートフォンに送る事業を行う「キッズノート」の代表は「一部の地方自治体が(お知らせ)デジタル資料を認めず、文書でだけ保管しなければならない」と規制を訴えると朴大統領は「もどかしいですね。胸が苦しい、消化剤を飲まなければなりませんね」と残念がった。朴大統領は中小企業庁が起業企業に対する政府支援目録を盛り込んで出した「私の手の中の政策ガイドブック」を見せながら「支援してもらえると言っても分かりにくいだろうと思い、このような冊子も作った」と紹介した。