【社説】惨劇を防いだ「航空救助5兄弟」の殺身成仁=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.19 14:09
「今日も我々119消防署員は最高になります」。
江原消防本部航空救助隊所属のイ・ウンギョ消防士(31)がフェイスブックに残した最後の文だ。イ消防士は時々こういうコメントを書きながら救助隊員としての心がけを維持してきたという。先日、イ消防士を含む5人の消防署員が乗った消防救助ヘリコプターが光州広域市の都心に墜落し、搭乗隊員全員が死亡する事故が発生した。殉職した5人の消防署員は江原消防本部で「航空救助5兄弟」と呼ばれていた。抜群のチームワークで事故が発生すればいつでもすぐに出動し、果敢かつ巧みに人命を救助するため、こうした愛称がついたという。セウォル号事故現場で救助・捜索活動をしてきた「5兄弟」は、その日も光州空港で待機していたが、彭木(ペンモク)港周辺の気象が良くないため江原本部に復帰するところ事故にあった。