【社説】将校が色仕掛けにはまって安保を売り飛ばすとは…=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.17 10:34
軍の脱線が絶えることはない。東部戦線の一般前哨(GOP)での銃乱射事件の衝撃がおさまらないうちに現役将校が軍事機密をまるごと武器仲介業者に渡していた事実があらわれた。空軍は、済州島(チェジュド)に休暇に行く軍人・軍務員とその家族に軍用輸送機を利用させて監査院に摘発された。一日と開けずにに明るみになる軍の規律弛緩と不正、本分を忘れた行為に、言葉も失ってしまう状況だ。
一昨日に発表された軍機密流出事件は、内容面において並大抵の深刻さではない。軍検察に拘束起訴された空軍本部のパク中佐は8回にわたって3級軍事機密21件を武器仲介業者キム氏に渡した。かつて軍機密流出が自筆のメモ形式で行われたのとは違い、パク中佐はカカオトークなどを利用して秘密文書をそのまま渡していた。その規模とやり方において前例がない。防衛事業庁のチョ少佐もキム氏に3級軍事機密である小型武装ヘリコプターの探索開発結果の報告を提供した。2人は軍事機密を譲り渡す見返りとして遊興飲食店で接待を受けたり、お金を着服したりしたと発表された。キム氏は将校との会食に20代の女子職員を同席させることもあった。防衛事業庁所属のチェ大佐も遊興飲食店の接待を受けて3級軍事機密2件を自筆でメモしてキム氏に渡し、書類送検された。