【社説】日本に高強度警告メッセージ送った韓中首脳
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.05 12:21
朴槿恵(パク・クネ)大統領と中国の習近平国家主席が昨日、日本に対して高強度の警告メッセージを送った。両首脳は特別昼食会で、日本の集団的自衛権行使のための憲法解釈変更、日本軍慰安婦の強制動員を認めて謝罪した河野談話の毀損の動きに対して憂慮を表示した。同時に北朝鮮への制裁の解除に対しても、核問題をめぐる国際協調を崩すおそれがあるという立場を表した。両首脳は首脳会談と記者会見では外交的な摩擦を懸念し、日本には言及しなかった。両首脳のこうした共同認識を受け、韓日、日中関係はさらに悪化する見込みだ。
関心を引くのは日本の集団的自衛権行使に関する部分だ。朱鉄基(チュ・チョルギ)青瓦台(チョンワデ、大統領府)外交安保首席秘書官は「両首脳は日本の歴史修正主義的な態度が続いていて、自衛権の拡大まで推進し、憂慮されるという点に共感した」と述べた。続いて、両首脳は「(日本が)平和憲法によりふさわしい方向で防衛安保政策を透明に推進するべきだという点に共感した」と伝えた。これは、集団的自衛権の行使に関する1日の安倍内閣の閣議決定に対し、韓国外交部が明らかにした立場と似ているが、韓国の首脳が中国の首脳とともに「憂慮される」した点は注目される。