<韓中首脳会談>米紙「韓日協調を望むワシントンに複雑な問題」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.05 09:31
青瓦台(チョンワデ、大統領府)の朱鉄基(チュ・チョルギ)外交安保首席秘書官は4日、韓中首脳が日本に送る強硬な「警告」メッセージを紹介した。中国の習近平国家主席が出国する1時間ほど前だった。首脳会談後の共同宣言文や両首脳の共同記者会見では、日本という言葉さえ出なかった。
朱首席秘書官はこの日、青瓦台春秋館で記者に対し、「昨日(3日)と今日(4日)、日本の問題に関し多くの討議があったが、いくつかの点を考慮し、両国が共同声明には反映しなかった」という説明から始めた。続いて「朴槿恵(パク・クネ)大統領と習近平主席は現在も日本の歴史について、修正主義的な態度が続き、自衛権の拡大まで推進していて、憂慮されるという点に共感した」と伝えた。
朱首席秘書官が紹介した両首脳の日本関連議論は▼河野談話の毀損▼集団的自衛権▼朝日協議▼光復(解放)・戦勝70周年記念式など全分野にわたる。このうち日本の集団的自衛権に対する共同憂慮表明は、米国が公式に日本の自衛権確保に賛成する中で出てきたため、今後、韓日米中間の敏感な議題となる可能性があるという見方が出ている。