韓国、東アジアの生産・通商ハブへと飛躍できる好機(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.03 10:59
2番目に中国内需市場だ。中国はこの1~2年景気が鈍化しているとはいうが、それでも7%以上の成長率を維持している国だ。消費販売増加率は15%前後で推移している。「世界で唯一の生きたマンモス級市場」という言葉が出る理由だ。FTAはその市場に食い込んでいくカギとして注目される。
POSRIのキム・ジソン首席研究員は、両国間の貿易障壁の非対称性を挙げてFTA効果を説明する。彼は「製造業平均名目関税率を見れば韓国が3.3%であるのに対し中国は5.4%だ。特に韓国が競争力を持っている鉄鋼、自動車、造船などの関税差が大きい」と話した。韓国側はこの点を考慮して石油化学、鉄鋼、機械、ディスプレーなど高付加価値製品の早期関税撤廃を要求している。