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【習近平主席特別寄稿】「3文出して家を買い、千両出して隣人を買う」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.03 10:41
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「3文出して家を買い、千両出して隣人を買う」という韓国のことわざがあります。中韓両国の国民は昔から良い隣同士でした。私は、このような良い隣人への良い感情を抱き、まもなく美しい韓国を国賓訪問することになります。

今年は中韓修交22周年になる年です。この22年間で中韓両国は共に努力し、あらゆる分野の協力において大きな成果を上げました。中国はすでに韓国の最大の貿易パートナー、輸出市場、輸入対象国、海外投資対象国、海外留学生派遣国、海外旅行目的地になりました。中韓両国は交易額が韓米・韓日の交易額を合わせた規模よりも多く、名実共に「利益共同体」になりました。中国と韓国を往来する飛行機は毎週約800便に達し、両国国民をつなぐ空の架け橋となっています。昨年の両国間の人的交流は延べ人数822万人に達し、この傾向でいけば今後2年以内に人的交流は延べ1000万人時代を迎えるでしょう。両国は、国際舞台や地域舞台でも緊密に協力して地域の平和と安定を守り、アジアの振興と発展、特に韓半島(朝鮮半島)の非核化過程を推進するために積極的に寄与してきました。

 
中韓関係の発展はスピードが速く領域も広く、さらに影響が深くて国際社会で国家間の関係発展の模範となりました。

私は昨年、朴槿恵(パク・クネ)大統領が中国を訪問した際に「千里のかなたまで見るために楼閣をさらに一階上がる(欲窮千里目更上一層楼)」という中国の書を贈りました。これは中韓関係の未来に向けた私の期待を含んでいます。現在、中韓関係が大きく発展する新しい時期を迎えて新たな動力を吹き込むことは両国の当面の共通課題であり、今回の私の訪問の主要な任務です。

来た道を振り返ってみれば進む道が分かるという言葉があります。中韓関係の発展には、整理して継承してより高めることができる良い経験が多くあります。私は最も重要なことに「4つの堅持」があると考えます。

最初は、善隣友好を堅持して相互信頼を増進させることです。「信頼」は東方の価値観では大変重要な地位を有しており、「信じることができなければ立つことはできない(無信不立)」というのは、中韓両国の国民が共に大切に守ってきた共同理念です。中韓両国が信頼を通じて交流しながら両国関係は長く健全に発展できる丈夫な基礎を作りました。両国は互いに親戚の家を出入りするように高位級および各分野の交流を強化して、お互いの核心利益と深い関心事を重視する一方、共同の関心事についてはいつも意見を交わさなければなりません。

2番目、互恵協力を堅持して利益の融合を強化することです。経済貿易は常に中韓関係のハイライトでした。中国は、韓国と共に自由貿易協定(FTA)交渉の加速化、金融協力の深化、マクロ政策の協力強化などを通して利益の「パイ」をより大きくしようと考えています。花一輪が咲いたからと言って春が来るのではなく、あらゆる花が満開になってこそ初めて春が来るという言葉があります。国際金融危機の深い影響が完全に去っていない状況で、中韓両国は1つの船に乗って川を渡りつつあります。共に手を握って困難を克服しながら地域の発展を導き、アジアの繁栄と振興のために寄与しなければなりません。


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