北朝鮮を怒らせたこの映画…「どの制裁よりも効果的」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.01 10:47
「一つのコメディ映画がどの対北朝鮮制裁より効果的だ」。米戦略国際問題研究所(CSIS)のビクター・チャ韓国部長は、米国が「ハリウッド」で北朝鮮の核問題を解決するきっかけを見つけた、と述べた。米外交専門誌フォーリン・ポリシー(FP)への寄稿と聯合ニュースのインタビューでだ。チャ氏は「過去25年間、米国は北朝鮮に軍事訓練、経済制裁、政治的な孤立措置を通じて圧力を加えたが、すべて効果がなかった」とし「ハリウッドが金正恩(キム・ジョンウン)を本当に困惑させるようだ」と話した。
チャ氏が言うハリウッドカードは、金正恩第1書記を風刺したコメディ映画『ザ・インタビュー』。今年10月10日に公開予定の映画は、スパイダーマンに出演したジェームズ・フランコが出演し、俳優セス・ローゲンが制作・監督・主役を演じた。映画は人気タブロイドテレビショー『スカイラーク・トゥナイト』の司会者デイブ・スカイラーク(ジェームズ・フランコ)と演出者アーロン・ラパポート(セス・ローゲン)がある日、北朝鮮の独裁者・金正恩がこのショーのファンであることを知って始まる。2人はこれを利用し、金正恩へのインタビューを申請した後、平壌(ピョンヤン)に到着する。これを知った米国中央情報局(CIA)が2人を採用し、金正恩暗殺の任務を与え、インタビュー計画はねじれ始める。