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韓国、米中間の「選択」切迫…国益優先戦略を立てるべき(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.01 09:40
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3日の習近平・中国国家主席の訪韓は、北東アジアでの韓国の戦略的な価値を象徴的に反映している。一方米国は、就任後初めての単独訪問地として韓国を選択した習主席と韓国の「浮ついた」態度が気になる。

習主席の韓国訪問以後に、米中が韓国に選択を強要する「本当の瞬間」がますます近づく恐れがあるという専門家たちの分析が出てきている。

 
特に米国が望んでいるミサイル防衛(MD)体系の加入、韓米間の高高度防御体系であるサード(THAAD)導入の議論、サードと連動して運用するエックスバンドレーダーの設置などは、中国の重要地域を狙っており2強者構図の間で韓国に対する圧力の程度が上がる展望だ。

今こそ国家利益を明確に決めて、これをベースにした外交戦略を立てなければならない時だという指摘が出ているのだ。

尹徳敏(ユン・ドクミン)国立外交院長は「地政学的に強力な国々の間にいる韓国は、この国々が安定した力のバランスを成し遂げる時に国益を追求できる余地が大きくなる」として「韓米同盟を強固にしながら中国との関係を深化させ、最大限韓国に有利になるよう利用すべきだ」と話した。尹院長は特に「選択を強要される『本当の瞬間』が来ても、韓国には『ノン・ゼロサム外交』が必要だ」との大きな方向性を提示した。

これまで韓国は米中の間で片一方と近づけばもう一方との関係はそれだけ遠ざかるという「ゼロ・サムゲーム(Zero Sum Game)」式の外交をしてきたが、韓国の戦略価値が高まった以上、こうしたアプローチは変わるべきだという意味だ。

韓国との関係発展にいつになく積極的な中国の態度をテコとして、象徴的な修辞に満足せずに冷静に「貸借対照表」を問いつめて計算書を突き出すべき時だという意見も出てきた。青瓦台(チョンワデ、大統領府)外交安保首席をつとめた千英宇(チョン・ヨンウ)峨山(アサン)政策研究院顧問は「中国に対するロマン主義に警戒すべき」として「米国の対中国包囲網を威嚇と認識している中国は、フィリピンやベトナム・日本などほかの領域内諸国と対立関係をつくっており、韓国を包囲網の出口にしようということ」と主張した。


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