邱国洪駐韓中国大使（５７）とのインタビューは２７日午後、韓中両国政府が習近平国家主席の７月３日の韓国訪問を発表した時間に行われた。２月に就任した後、国内メディアでは初の単独インタビューだ。ソウル明洞にある中国大使館の接見室で会った邱大使は、「たった今（現地時間午後３時）北京で習主席の訪韓が発表された」と言って笑顔を見せた。穏やかな声と慎重な言葉選び、絶妙のインタビュー時間の選択などは、「ベテラン外交官」という印象を与えた。インタビューは習主席の訪韓に関する質問で始まった。

－－今回の首脳会談でどういうことが議論されるのか気になる。

「両国関係だけでなく、共通して関心がある国際問題についても、十分な意見交換があるだろう。両国関係発展の大計を一緒に悩むとみている。戦略的協議と政治的信頼を深める会議になると確信している。いま両国実務陣が真摯かつ積極的な姿勢で準備作業を進めている」

－－韓半島（朝鮮半島）の平和と北朝鮮核問題に対し、どんなレベルの議論が行われるだろうか。

「中国の立場ははっきりしている。韓半島の非核化を実現し、平和と安定を維持し、また対話と交渉を通じて問題を解決しなければいけないというものだ。この点は韓中両国の共同の利益でだり、ともに実現しなければならない目標だ。最近、韓半島の緊張局面がやや緩和されたが、依然として複雑で敏感な雰囲気だ。中国は韓国を含む関係国が６カ国協議により積極的に臨むことを願う。早期に６カ国協議が再開されることを希望する。韓国の積極的な南北関係改善努力を高く評価する。南北の対話と協力を通じた自主平和統一を支持する」

－－アジア周辺地域を含む国際問題での協調が予想されるが。

「世界に『韓国と中国は地域の平和および安定に共通の念願を持ち、関連問題の解決に積極的に貢献する』という点を表明するとみられる」


駐韓中国大使「相近・相親・相通…韓中関係発展の潜在力は無限」（２）