「首相留任はセウォル号惨事の責任回避」…朴大統領の苦悩の決断にも批判の声(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.27 15:10
野党は特に世論集め式人事検証に不満を持つ朴大統領が人事聴聞会という検証権限を握っている国会に対して鄭首相留任というカードで迂回的に不満を表わしているものと疑っている。
正義党の魯会燦(ノ・フェチャン)前議員は自身のツイッターに「鄭首相の留任は首相内定者を相次いで自主辞退させた国民世論に対する朴大統領の報復人事」とし、「食べ物が傷んでいるようだといいながら、料理のやり直しをさせたら食べ残した料理を出すようなもの」というコメントを載せた。同党の李貞味(イ・ジョンミ)報道官も「驚きそのもの」とし、「数百人の命を奪ったセウォル号惨事に対して責任を負って内閣辞退を求めた国民に宣戦布告をしたも同然だ」と非難した。
同日、李錫玄(イ・ソクヒョン)国会副議長の招きで与野党重鎮が昼食会を持った席でも鄭首相の留任決定が理解できないという野党議員の非難発言が続いたという。昼食にはセヌリ党からは鄭甲潤(チョン・ガプユン)国会副議長、李完九(イ・ワング)院内代表、黄祐呂(ファン・ウヨ)、李仁済(イ・インジェ)、鄭宇沢(チョン・ウテク)、陳永(チン・ヨン)議員などが、新政治連合からはキム・ハンギル、安哲秀代表と朴映宣院内代表、ウ・ユングン政策委議長、文喜相(ムン・ヒサン)、元恵栄(ウォン・ヘヨン)、柳寅泰(ユ・インテ)議員などが参加した。