【コラム】歴史論争に揺れた“文昌克ドラマ”=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.26 14:22
文昌克ドラマはセヌリ党の内面を見せた。無気力と日和見主義は深まった。政治家は世論を重視しなければいけない。しかし無分別な世論便乗は無責任な政治だ。時には世論に対抗しなければならない。説得して直さなければいけない。それが真の疎通だ。そこで勇気と信念のリーダーシップが登場する。そのような環境で政治スターは誕生する。セヌリ党の対処はまずかった。野党に弱点を握られた。
文昌克ドラマは残念な結果となった。聴聞会は開かれなかった。これまで、ほとんどの聴聞会は個人の過去暴きにとどまった。偽装転入、兵役不正、論文盗作をめぐる攻防だった。候補は頭を下げた。国会議員の怒鳴り声が乱舞した。