「文候補、辞退でなく殺された…卑怯なポピュリズムが戦う標的」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.25 09:57
文昌克(ムン・チャングク)首相候補の辞退に対し、保守陣営では、正式な資質の検証でなく、魔女狩り式の世論形成で犠牲になったとし、強い遺憾を表した。朴槿恵(パク・クネ)大統領に失望したという反応も出ている。保守系の元老は特に、悪意的な報道によって糊塗された世論が国家的な決定を左右する誤った先例を残したと述べている。また、先週末から、報道の実体を把握して聴聞会を開こうという世論が形成されつつあったが、こうした時点に文候補が辞退し、残念だという反応だった。
ソ・ギョンソク先進化市民行動常任代表は24日、中央日報との電話で、「保守系では、青瓦台(チョンワデ、大統領府)や政界はもちろん、国民も真実に立脚して判断するべきだという趣旨で聴聞会を開こうという立場を堅持した」とし「聴聞会を見ても国民が違うと判断すれば、その時になって辞退や指名撤回をするのが正しいが、そのような機会さえも与えられず遺憾だ」と述べた。また「朴大統領が正しいと信じる道は所信と信念を持って進むことを望む」とし「このように納得しがたい状況でそのまま退いてしまえば、右派勢力の支持まで失う可能性がある」と指摘した。