通貨戦争第2ラウンド…韓国銀行だけが天下泰平(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.06.24 17:11
市場は流動性祭りに再び沸く。ニューヨーク株式市場の株価が20日、過去最高値を更新するなど、主要国の株価が上がり、債券金利は大きく下落(債券の価値上昇)している。あふれる資金は新興国にも押し寄せている。イラク内戦とアルゼンチンのデフォルト懸念など悪材料も無視される雰囲気だ。
こうした状況で一人で天下泰平なのが韓国銀行(韓銀)だ。韓銀は6月にも政策金利を据え置いた。3カ月連続の据え置きだ。しかしもう変わるだろうという期待感が強まっている。ちょうど崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)議員を経済副総理とする第2期経済チームがスタートしながらだ。政権の実力者として通じる崔副総理候補は不動産貸出規制の緩和など目に見える実用的政策で経済を立て直すという意志を表明した。韓銀が第2期経済チームと歩調を合わせ、近く利下げカードを出すことができるだろうか。市場ではその方向にベッティングする力が強まり、債券金利が下落する傾向だ。