【社説】広報首席の交代、国民に説明せよ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.09 11:38
朴槿恵(パク・クネ)大統領の広報首席秘書官が交代した。セヌリ党時期から彼女の口の役割をつとめてきた李貞鉉(イ・ジョンヒョン)氏が退き、言論人出身者が新しく任命されたのだ。青瓦台(チョンワデ、大統領府)秘書官は大統領の参謀なので、これを変えるのは大統領の独自の判断領域だ。だが“大統領の口”は国民に関連した部分が多く、彼の去就は“大統領の自由意志”だけで決まることではない。こうした点で李貞鉉氏の交代は、明確ではない部分がある。
まず時期と方法が適切でない。今、政権は首相任命と内閣・青瓦台改編という重大作業を控えている。すべてがセウォル号惨事と6・4地方選挙後の国政刷新レベルで断行されることだ。それならば広報首席秘書官のような主要人物の交代は、全体の脈絡の中で有機的に行われなければならない。ほかの部分はさて置き、なぜこの席だけを急に交代させるのか理解し難い。