安倍首相、米国入国禁止のプーチン側近にメッセージ送り“勅使接待”
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.04 09:02
安倍政権の「マイウェイ外交」が本格化している。先月末、拉致問題をめぐり北朝鮮と“サプライズ合意文”を発表したのが第1弾だったなら、第2弾は2日のロシアに対する単独行動だ。
日本政府は、この日東京で開かれた「ロシア文化フェスティバル」の開幕式にセルゲイ・ナルイシキン露下院議長が出席することを受け入れた。ナルイシキン議長はロシアのウクライナ介入問題と関連し、米国と欧州国家から資産凍結・入国禁止措置を受けた人物。プーチン大統領の最側近で、副首相と大統領府長官を歴任した。
米国など西側国家のロシア制裁に歩調を合わせ、日本政府も4月末、ロシア政府の関係者23人に対する日本入国ビザ発行を停止した。しかし23人の名簿は非公開としている。日本政府は「ナルイシキン議長はここに含まれていない」「日本政府レベルの招待ではなく、私的な文化行事出席なので問題はない」(菅義偉官房長官)と話す。