【噴水台】安倍首相の“一手”…韓国は自分の立ち位置を振り返らなくては
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.11 09:51
最初は、まあまあの2世政治家だと思った。戦後の立志伝的な政治家の息子・孫として生まれ、よく整った家庭環境を経て政治に飛び込んだ坊ちゃんということだ。外圧から遮断された名門政治家の温室の中でそれなりに経歴を積み、首相の座まで上がったが、ついに実力が露呈して1年もしないうちに退いた学習不振児だ。そのために日本の政治をますます後退させた「形だけの政治家」だ。
ところがよく見るとそうではなかった。最初はそうだったかもしれないが、今では違う。利害が食い違う国際外交や国内政治を手際良くこなしている。隣国のカウンターパートたちとの「駆け引き」の力の調節も並々ならぬものだ。日本の安倍晋三首相のことである。