安倍首相、インド新首相に「初歴訪国は日本へ」…中国牽制か(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.28 09:26
好戦的な民族主義がアジアを荒波の中へと追い詰めている。ヒンドゥ民族主義を前面に出したナレンドラ・モディ氏が26日、新しいインド首相に就任する中で中国・日本・ロシアを含めたアジアの主要4カ国が好戦的民族主義の指導者を持つことになった。
国内で民族主義をあおって人気を得て、国際的協力よりも自国の利益を前面に出すのが彼らの共通点だ。日本が域外利害当事者である米国と共にインドを引き込んで中国牽制に乗り出し、中国とロシアがこれに対抗して協力を強化し、アジアが対立軸になる兆しを見せている。日本の極右民族主義が太平洋戦争を誘発し、欧州民族主義が第1・2次世界大戦に飛び火した。世界10位以内の国防費を使うアジアの主要4カ国の民族主義勢力の拡大が紛争に向かわせる恐れがあるとの憂慮が大きくなる理由だ。