【中央時評】朴大統領の平和ビジョンと「外交安保改造」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.02 16:32
ここで目を引くのはケネディの平和に向けたビジョンだ。彼は、平和というのは決して1つの国の力だけでは達成されるものではないと見ていた。それで絶対に相手方が引き起こす最悪の事態を仮定してはいけないと考えた。それはまさに戦争を意味するためだ。万一、軍事専門家たちの意見に従っていたら、キューバ危機は決して避けられなかったとサックス氏は強調している。
ケネディの教訓は明らかだ。決して、相手方が追い立てる最悪の事態にあらかじめ埋没してはいけないということだ。敵国であっても共有できる、共通の理解があるかもしれないからだ。それで、これを見出して協力体制を構築する方向へと外交安保戦略を模索することが平和の近道というものだ。