セウォル号の影響で…陸軍士官学校出身安保ライン、異例の“同時退場”(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.23 11:21
南在俊(ナム・ジェジュン)国家情報院長(70)が結局、退いた。朴槿恵(パク・クネ)政府のスタート以後、常に政争の中心にあった国家情報院を率いてきたが、旅客船セウォル号惨事の影響を避けることができなかった。
陸軍士官学校(25期)出身で、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府で陸軍参謀総長を歴任した南前院長は、2007年ハンナラ党大統領候補選挙戦の時から朴大統領と縁を結んだ。昨年3月、朴槿恵政府の初代国家情報院長になり、」南前国家情報院長-金章洙(キム・ジャンス)前青瓦台(チョンワデ、大統領府)国家安保室長-金寛鎮(キム・グァンジン)国防長官」という陸軍士官学校出身安保ラインの長兄的役割を果たした。
北朝鮮の核実験など安保危機が高まる中でスタートした朴政権において、ストレートかつ強気スタイルの南前院長は対北朝鮮情報力強化の適任者と評価された。しかし南在俊の国家情報院は開始早々、難題にぶち当たった。元世勲(ウォン・セフン)元国家情報院長が在職中に行われた前回の大統領選挙の時、コメント操作を通じて大統領選挙に介入したという疑惑が政治争点に浮かび上がりながらだ。民主党(新政治民主連合の前身)は昨年、朴大統領の謝罪と特検を求めて54日間の場外闘争を行った。