北朝鮮・日本のビッグディールに含まれた意味…「韓中双方に牽制メッセージ」(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.06.02 12:55
--これを機に北朝鮮が6カ国協議に出る可能性は。
▼パク教授=再開が望ましいが、このためにはさまざまな手順が必要だ。朝・日関係とは違い、南北や米朝の関係は変わっていない。日本の制裁解除の内容も非常に制限的だ。国連や国際社会の制裁はそのまま維持されている。結果的に日本は、制裁の大きな枠組みは維持しながら小さな譲歩をしたわけだ。むしろ北朝鮮が前向きに出てきたと見ることができる。すぐに6カ国協議に出てきそうではない。
▼キム教授=今回の合意が、米国との事前調整から出たものかが問題だ。もしそうだとすれば6カ国協議に肯定的な要素になりうる。そうでなければ6カ国協議とは関係がないだろう。関係がなければ、今回の朝・日合意は動力が落ちるしかない。北朝鮮としては朝・日間の外交空間が開かれて、ひと息つく余裕ができる。北朝鮮はもう少し状況を見守ろうというつもりだろう。ボールを投げておいたので待ってみようという態度で出てくるだろう。