北朝鮮が外貨稼ぎ、NLL韓国側漁場も中国に売った
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.31 12:31
北朝鮮が西海(ソヘ、黄海)のワタリガニ漁区域の操業権を中国に売り、西海の北方限界線(NLL)南側の韓国領海の一部を含めたことが分かった。韓国政府は外交経路を通じて中国側にこうした事実を通知し、漁船のNLL越線がないよう注意を求めたと、政府当局者が30日明らかにした。
北朝鮮は毎年、ワタリガニ漁の時期(4-6月)とイカ漁の時期(6-12月)に外貨を受け、西海と東海(トンヘ、日本名・日本海)上の漁業区域を中国に提供した後、この地域で共同操業(合営操業)をしている。合営操業区域に韓国の領海を含めたのは今回が初めてだ。北朝鮮が中国側に提供した漁業区域は、ペクリョン島の北側と東側、延坪島(ヨンピョンド)の北側の計3カ所と、政府は把握している。