北、安保ライン空白狙って挑発か…危機対応に弱点表す
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.23 10:09
北朝鮮軍が22日、西海(ソヘ、黄海)北方限界線(NLL)南側の韓国海軍艦艇を狙って砲撃した。軍消息筋によると、金寛鎮(キム・グァンジン)国防部長官は状況が発生すると、合同参謀本部の地下バンカーに移動し、北朝鮮の挑発内容について報告を受けた後、状況が終了するまでとどまった。しかし北朝鮮の挑発にもかかわらず、NSC(国家安全保障会議)レベルのいかなる動きもなかったことが確認された。
この日更迭された金章洙(キム・ジャンス)前国家安保室長は早くに荷物をまとめて席を離れた。NSCメンバーの尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官も状況が終了するまで外交部庁舎の執務室にとどまり、柳吉在(リュ・ギルジェ)統一部長官も中国・上海で開かれた「アジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)」に出席し、この日帰国した。南在俊(ナム・ジェジュン)国家情報院長も特別な動きがなかったという。NSC常任委員会議は国家安保室長を委員長とし、金長官、尹長官、柳長官ら7人がメンバー。NSCの主要メンバーが席を外したり、別途の協議もなく各自で状況を眺めたのだ。