責任・正直さ・配慮・市民意識…幼少時から教える=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.26 09:39
慶煕(キョンヒ)大学社会学科のキム・チュンベク教授は「昨年のアンケート調査で中学生の性格指数は69.8点(100点満点で80点以上なら良好)で非常に深刻だった」として「言葉だけで重要だと叫ぶ人格教育が、法制定を通じて具体的な実践力を持つようになった」と意味づけした。これに伴い生徒たちは来年から社会・歴史などの一般教科でも責任・尊重・配慮・正直さ・正義・市民意識などを学ぶことになる見通しだ。
教師や保護者らは法制定の趣旨には十分に共感しながらも、人格教育が学校現場に定着するには今後一貫した努力が必要だと見通した。ソウル京日(キョンイル)小学校のハン・サンユン校長は「実際に児童を教えるには知識だけでなく教師の人柄やリーダーシップが重要なのに、現在は事実上、成績だけで教師を選んでいる」として「別途の性格調査の手順を踏むとする法案の趣旨に賛成する」と話した。