【社説】人格が本当の実力だ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.27 17:02
韓国国民の教育に対する熱意と知識・技術習得教育は、大韓民国の産業化と高度経済成長をリードした原動力だ。オバマ米大統領など外国指導者も韓国教育のこうした競争力に注目した。賦存資源がない条件で、学力と秀越性を強調する教育は避けられず、大きな成果を上げたのも事実だ。優れた人材を育てるための過程で、人格よりも教科の成績を優先視した側面もある。
しかし韓国は経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち、自殺率1位、青少年幸福指数最下位国という汚名からまだ抜け出せずにいる。こうした背景には、一人だけよくできる子どもを育てようとした親の利己心、競争ばかり強調する教育の価値と風土が常に存在する。他人に配慮して一緒に生きていく能力が世界最下位レベルなら、私たちの未来は明るくない。子どもが幸せでない社会、校内暴力で疲弊した学校、人格が不十分な子どもの問題を、根本から治癒しようとする教育当局の断固たる意志と学校と教師、保護者の実践努力が重要だ。