【社説】大統領執務室を改造すべき<1>“別室夫婦”の朴大統領と参謀(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.22 15:34
大統領は勤務時間、この広くて静なところで一人で過ごす。秘書室長・国家安保室長、首席と秘書官は400-500メートル離れた建物にある。大統領と会うのに室長と首席は事務室から歩いて下り、車に乗る。そしてゲートを2つ通過して本館で降り、階段を上がらなければいけない。秘書官は車ではなく10分近く歩く。
こうした構造は2つの深刻な問題を抱えている。大統領の孤立と疎通の非効率性だ。大統領と参謀が遠く離れているのは、夫婦が別々の部屋を使うようなものだ。インターネットやスマートフォンがあるが、重要な国政はオンラインだけではできない。大統領は人のにおいを嗅ぎながら仕事をしなければならない。いつでもすぐに顔を見ながら協議してこそ、事案の本質に正確に接近できる。